覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで逮捕されたASKA容疑者(58)をめぐり、芸能リポーター・井上公造氏(59)のとった行動にインターネット上で疑問の声が上がっている。
2016年11月28日の「情報ライブ ミヤネ屋」(日本テレビ系)生放送中に「逮捕方針」の一報が入ると、井上氏は容疑者が自身に送ってきたという音源を流したのだ。番組テロップには「独占入手 ASKA被告『新曲』」と書かれており、「独占」を強調している。
「東京オリンピックのテーマ曲」として送られてきた
28日の番組中の説明によると、井上氏は共通の知人から「ASKAさんが連絡を取りたがっている」と言われ、2015年12月初旬に容疑者と電話。その時は、盗聴被害を受け困っているという話を聞いたという。
以降は「2日に1回くらい」の間隔で頻繁に電話をしていたそうで、「『2020年東京オリンピックのテーマ曲を作ったので』と、楽曲も送ってもらいました」「作詞した作品もたくさん送ってきました」と明かした。
井上氏はその後もASKA容疑者と交わした具体的なやりとりを次々告白し、番組終盤で再び五輪テーマ曲の話に戻った。司会の宮根誠司さん(53)に「今聞けるんですか?」と尋ねられると、「はい、聞けます」と応じ、自身のスマートフォンから再生。歌声の入っていないデモ音源が約1分間にわたり流れた。
宮根さんは、首をかしげたり眉間にしわを寄せたりしながら「今までの曲調とは全然違いますよね。どちらかというと幻想的な」と述べるにとどめ、容疑者の近況に話を移した。