朴大統領が決断 進退問題で談話

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   朴槿恵(パク・クネ)大統領は2016年11月29日、いわゆる「スンシルゲート」問題発覚から3度目の国民向け談話を発表し、早期退陣の意向を表明した。

   野党が12月2日にも朴大統領の弾劾訴追案の採決を目指している矢先の退陣表明で、事態を早期に収拾したい考え。スキャンダル発覚から1か月余りでの「決着」になった。

  • 朴槿恵は「スンシルゲート」発覚から1か月で退陣を表明した
    朴槿恵は「スンシルゲート」発覚から1か月で退陣を表明した
  • 朴槿恵は「スンシルゲート」発覚から1か月で退陣を表明した

任期は2018年2月まで

   聯合ニュースによると、朴大統領は冒頭、

「私の不覚で国民の皆さんに大きな心配をおかけした」

と改めて陳謝。「国と国民のためにどのようにするのが正しい道なのか悩んだ」結果として、

「大統領の任期短縮を含む進退問題を国会の決定に委ねたい」

と述べた。韓国の現行憲法では大統領の任期は5年。任期途中の自発的な辞任についての定めはないが、「欠位」の際には国務総理(首相)が職務を代行することになっている。朴大統領の就任は13年2月で、1年3か月ほど残っている。朴大統領は

「与野党が議論して国政の混乱と空白を最小限に抑え、安定して政権を移譲することができる法案を作成していただければ、そのスケジュールと法手続きに基づいて大統領職から退く」

と述べ、法的枠組みが整い次第辞任する考えだ。その上で、

「1日も早く大韓民国が混乱から抜け出し、本来の軌道に戻ることを望む」

と述べた。

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