歌手のChageさん(58)が2016年11月29日、ASKA容疑者(58)が覚せい剤取締法違反(使用)の疑いで28日に逮捕されたことについて、「ご心配をおかけして申し訳ございませんでした」と謝罪するコメントを公式サイト上で発表した。
2人は1979年結成の音楽デュオ「チャゲ&飛鳥」(その後、表記は「CHAGE and ASKA」に)で約30年にわたり苦楽を共にした間柄(2009年からは無期限活動休止中)。Chageさんは今回のコメントの中で、「悲しい思いと悔しさで一杯になります」との思いを綴っている。
「今は何も考えられない」
Chageさんは29日午前、「皆さまへ」と題した文章を公式サイト上に掲載。冒頭では、ASKA容疑者の逮捕について「大変ご迷惑をおかけしており、深くお詫び申し上げます」と謝罪。その上で、
「先ずはファンの皆さまに、とても残念な思いをさせてしまい大変申し訳なく思っております。報道されている事が事実だとしたら悲しい思いと悔しさで一杯になります。ただ、今は何も考えられないのが正直なところです。今後については時間をかけて考えていくしかありません。本当にご心配をおかけして申し訳ございませんでした」
とコメントした。
「元相方」に代わってファンや関係者への謝罪を繰り返したChageさんのコメントに、ツイッターやネット掲示板には、
「Chageが謝る必要ないよ...」
「一番の被害者になってしまったような感じ」
「Chageが不憫すぎてつらい」
といった声が広がっている。
1度目の逮捕時には「本当の自分を取り戻す努力を」
ASKA容疑者は2014年5月にも、覚せい剤取締法違反(所持)の容疑で逮捕された。9月には同法違反(所持、使用)罪などで懲役3年、執行猶予4年の有罪判決を受けており、今回の逮捕時点では執行猶予中だった。
なお、ChageさんはASKA容疑者が14年9月に有罪判決を言い渡された際にも、
「あの日、僕はASKAに『自分を大切にして欲しい』という言葉をおくりました。僕が知る宮﨑重明(編注・ASKA容疑者の本名)という一人の男として、きちんと罪を償い、心身の健康を回復し、本当の自分を取り戻す努力をして欲しい。その日が来ることを心から願っております」
といったコメントを発表していた。