ビールに苦味と香りをもたらすホップに、アルツハイマー型認知症(アルツハイマー病)を予防する効果があるという研究結果を、キリンと東京大学、学習院大学が2016年11月28日に共同で発表した。マウスを用いた実験で明らかになった。
発表資料によると、ホップに含まれる苦味成分「イソアルファ酸」が、アルツハイマー病の原因物質とされる「ベータアミロイド」の蓄積を抑えるとともに、脳内の老廃物を除去する細胞「ミクログリア」を活性化させ、認知機能が改善されたという。
共同研究グループは、12月1~3日に都内で開かれる日本認知症学会学術集会で、詳しい研究成果を発表する。
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