「臭くても食べ物」「いや認知度高まる」と賛否両論
ファブリーズのCMが物議を醸していることを11月25日の夕刊紙が報じると、ニュースのコメント欄などでは、CMの内容に賛否が分かれる議論になった。
疑問や批判としては、「臭くても食べ物だからな」「カメムシくらいにしとけば問題なかったのに」「最後をみんなでうまそうにくさや食うシーンにすれば良かった」といった声が出た。
一方で、「なんでそんなに怒るのか」「そのくささが売りなんじゃないの?」「くさや食べたいって思わせるチャンスだと思うのだが」と、むしろCMがくさやの認知度アップにつながるとする意見も多い。
P&Gの広報部では、28日のJ-CASTニュースの取材に対し、「分かりやすさを追求するあまり、表現が行き過ぎてしまい、伝統食に対する敬意が足りなかったと考えています」と話す。
苦情を入れた人からアドバイスを受けて、26日に東京・池袋で開かれた離島イベントでくさやの生産者と会い、CMについて意見を聞いた。そこでは、「くさやの認知度アップになった」という声もあり、おいしさもCMに盛り込んではどうかなどと建設的な提案も受けたという。そこで、CMについて、適切な表現を考えたうえで、作り替えたものを再度流すことも検討していると明かした。
ただ、怒りの声が出たことを重く受け止めているとして、くさや対決のCMをこのまま打ち切る可能性もあるとしている。