アスピリンで恋の痛手が治るかも
この結果について、ミシガン大学のイーサン・クロス博士は、科学ニュースサイト「Science Daily」(2011年3月30日付)の取材に「私たちはナイフで傷つけられた時も、恋の相手から拒絶され心に傷を負った時も、『痛い!(Pain!)』と表現します。これは世界共通の文化です。実際に体が傷ついたわけではないですが、脳がそう認識するからです。この分野の研究はまだ始まったばかりで、脳内では肉体的苦痛と精神的苦痛がリンクしている可能性が高いと思われます」と語っている。
簡単に言うと、脳は失恋の痛みを体の痛みと同じように受け取っているというわけだ。体の痛みは鎮痛剤で治まる場合が多い。恋の痛手も、アスピリンやロキソニンを飲むと早く立ち直ることができるかも?