パートナーと愛し合えないつらさ 障害者の赤裸々告白にIVANが助言

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いつしか「ヘルパー×利用者」のような関係性に

   筋ジストロフィーを患うお笑いコンビ「エログロナンセンス」のなつさん(53)は、交通事故の後遺症で足に軽い障害を持つ夫のまさきさんと二人暮らし。仲はいいが、ここ数年セックスレスの状態だ。

   まさきさんは仕事帰りに買い物をし、帰宅後は料理、洗い物、洗濯、風呂掃除に加え、なつさんからの細かい注文にも応えている。

まさきさん「家事や介護でいつも疲れている。しもべみたいに動いていないといけない」
なつさん「バスタオルを自分で洗濯機に入れに行かないといけないんだけど、主人が通りかかるのを待って、『お願い!もし今バスタオルを入れに行くんだったら私のも入れてくれる?』って」

   二人は、障害者カップルが陥りやすい「ヘルパー×利用者」のような関係性になってしまっていた。

   相談を受けた自立生活センターの竹島けい子さんも、筋ジストロフィーを患っている。

竹島さん「私も10年くらいセックスレスだった。とても介護がきつい頃、『疲れちゃってもう無理』と言われた。夫の介護疲れをどうにかしようと悩んだ」

   家事や介護をヘルパーに頼むことで、夫は夫として、妻は妻として対等に生活できる環境を整え、夫婦生活は元に戻ったという。

番組レギュラーの玉木幸則さん「甘えるのと介助は切り離さなあかん。まさきさんが病気したらどうするんですか?必要最低限、自分のことは確立しとかなあかん。甘えたい時に甘えられなくなる可能性があるし。夫婦でもそれぞれの暮らしがある。もう少しまさきさんの暮らしを考えてあげてもいいんじゃないか」
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