高周波のモーター音を響かせて走る
フォーミュラEの時速0→100キロの加速はわずか2.9秒。「市街地のため、ストレートの長さを抑制し、トップスピードは225キロ程度に抑えられるが、公道レースはサーキットと比べて市街地を走るため、F1をはるかに上回るスピード感を期待できる」(関係者)という。
日本国内ではテレビ朝日が予選と決勝をCSテレ朝チャンネル2で放送し、決勝ハイライトをBS朝日とテレビ朝日の地上波で放送している。排気音がないため、F1のような迫力はないものの、市街地コースを高周波のモーター音を響かせて走るフォーミュラEは、モータースポーツの世界にも新時代が到来しつつあることを予感させる。
世界の主要都市の市街地を転戦するフォーミュラE選手権に東京が加わったとしても、少しも違和感はない。今回のイベントに「東京誘致」の文言はないが、「機会あらばフォーミュラEを東京に」とのメッセージが隠されているのは間違いない。