砕かれた石の残骸がまだ体内に
Aさんはその日は入院した。夜にトイレに行ったときに「血の塊のようなものが出ました」という。これが破砕された石だったようだが、確信は持てなかった。何となくスッキリしないまま、翌日退院した。
ところが間もなく、Aさんに再び痛みが襲ってきた。砕かれた石の大半は排尿時に出ていたが、厄介なことに小さくなった残骸がまだ体内に残っていたのだ。耐えること2日間、ようやく残りが自然排出されてすべてが終わった。本格的に発症してから1週間、かなり壮絶な体験だった。
Aさんの場合、47歳で初めて症状が出た。だが、腎臓結石は中高年の病気というわけではない。記者が最初に経験したのは、27歳だった。話を聞いた人のなかには、高校生の時に発症した人もいた。比較的短期間で自然排出する人もいれば、Aさんのように破砕処置をしてなお「石のかけら」に苦しめられる人もいる。人それぞれというしかない。
「地獄の痛み」を避けるには、まずは予防だ。とにかく毎日水を多く飲むことが、何よりの策だろう。