広島を訪問して原爆の犠牲者に献花、黙とう
2016年8月12日には共産党の機関紙「グランマ」電子版で、オバマ米大統領による広島訪問時の演説を、
「何十万人の住民を殺害したことへの謝罪の言葉が欠けていた」
と批判。太平洋戦争末期の広島、長崎への原爆投下を「犯罪的な行為だ」と厳しく指摘した。カストロ前議長は03年に来日した際に広島・平和記念公園を訪れて、原爆死没者慰霊碑に献花後、黙とうを捧げている。
16年8月13日には首都ハバナで行われた卒寿を祝う式典に出席し、健在ぶりをアピールしていた。
日本の首相としてキューバを初訪問した安倍晋三首相とも、9月22日に会合。「自宅は日本庭園だ」と語り、親日ぶりをアピールした。
カストロ前議長の死をうけ、ツイッターでは
「また20世紀が遠くなる」
「革命家と呼ばれた最後の人が亡くなった」
「何だかんだ言われたけど凄い人だった」
と追悼の言葉が相次いでいる。
加えて、「ゲバラと笑って再会できるといいね」「あの世でゲバラになんて言われるのかな」など、日本人に人気のチェ・ゲバラとからめたツイートも多くみられた。