歌手・和田アキ子さんの紅白歌合戦落選について、インターネット上では「当然」との見方が強い。J-CASTニュースが実施したワンクリック投票式の読者アンケート結果を見ると、2016年11月26日13時時点で「当然派」が85%を超えた。
2015年までに通算39回出場。「トリ」や司会を務めた経験もあり、16年も出場が確実視されていた。なぜ、多くのネットユーザーが和田さん落選を「当然」だと感じているのか。
30年連続出場も「落選は遅すぎるぐらい」が圧倒
J-CASTニュースは、16年11月24日に公開した記事「和田アキ子は『笑って許す』のか 司会・トリもやった紅白落選」の中で、和田さんの落選に関する読者アンケートを実施した。
設問は「和田アキ子さんの紅白歌合戦落選、どう思いますか?」。投票項目として「NHKの判断はおかしい。出演させるべきだった」「残念。出演して欲しかったが、仕方がない」「当然。落選は遅すぎるぐらい」「そのほか、分からない」の4つを設定した。
26日13時までに、総数1365票の実に85%以上の票が「当然。落選は遅すぎるぐらい」に集まった。
次点に、「残念。出演して欲しかったが、仕方がない」が来るものの、得票率はおよそ7%と少なかった。和田さんの落選を「当然」だと思う読者が、圧倒的に多かったのだ。
和田さんは、「あの鐘を鳴らすのはあなた」「笑って許して」など数々のヒット曲を紅白で披露してきた芸能界の「重鎮」だ。1986年から30年連続で出場し、これまでの出場回数は39回を数える。
紅白への思いは人一倍強い和田さんだが、ネットユーザーは手厳しい。その理由として頻繁に指摘されているのが、近年のヒット曲不足だ。
「毎回あの鐘を鳴らしてただけな気がする」
確かに、出場時に歌われることの多い「あの鐘を鳴らすのはあなた」は1972年、「笑って許して」は1970年のリリースだ。「古い日記」(1974年)、「もう一度ふたりで歌いたい」(1986年)も2000年以降の紅白で披露されているが、最近のリリース曲ではない。
ツイッターユーザーは、
「ヒット曲など無いじゃあありませんか」
「毎回あの鐘を鳴らしてただけな気がする」
「同じことしかしてない」
と辛辣な意見を寄せている。
和田さんは、16年11月26日に放送されたラジオ番組「ゴッドアフタヌーン アッコのいいかげんに1000回」(ニッポン放送)で、落選決定後初めて心境を語った。番組冒頭、「まぁ、結果ですからね」「今は落ち着いている」と冷静さをアピールしたものの、「毎日泣いたけど、早くほっといて欲しい。本心を言う気はないです」と告白。最後に、「今回は(紅白を)見たくない。とっとと海外に行きたい。NHKはスクランブルをかけて欲しい」と語り、悔しさをにじませた。