2016年大みそかの第67回NHK紅白歌合戦の出演者が11月24日に発表され、年内で解散するジャニーズのアイドルグループ「SMAP」の名前は無かった。
NHKはこの日記者会見をし、出演するかしないかの返事はまだもらっていないため、諦めずに出演交渉を続けていく、と語ったことでネット上では「ぜひ出演を!」と歓声が挙がる一方で、これだけメンバーの関係がこじれる中で無理やり出演させるとするならは「残酷だ!」などといった様々な意見が出ている。
「最後の最後までお願いしたいと思ってます」
各紙の報道によれば、記者会見に出席したNHKの矢島良チーフプロデューサーが、ジャニーズ事務所に対し出演のオファーを続けているもののまだ返事は来ておらず、今後は企画枠やサプライズなどでの出場を打診していく、とし、
「最後の最後までお願いしたいと思ってます。具体的な交渉期限は決めていません」
と語ったと報じている。紅白をグループの最終ステージにしようという企画なのだが、16年に入り「グループ活動をすることは難しい」とし唯一のレギュラー番組「SMAP×SMAP」(フジテレビ系)以外はグループでの出演を辞退してきた。
今年のCDデビュー25周年記念や、解散コンサートが無くなっただけでなく新曲も出ておらず、過去にも新曲が出なかった年は紅白出場を辞退したこともあったため、出演は無理だろうというのが多くのメディアの論調だ。それだけメンバー間の亀裂が深いということなのだろう。しかし、ネットでは出演交渉継続の方針に対し、様々な意見が出る事になった。
「ピリピリした空気を年の瀬に感じたくないよ」
ネット上では、NHKが交渉継続を発表したことで、実は既に出演が決まっているのではないか、という声が結構ある。掲示板の書き込みを見ると、それは、
「ギリギリで登場。サプライズ、と言う名の演出ww」
「どうせサプライズ登場で話はついてるんだろ?出演するかしないか確定させないことで紅白までの話題作りにもなるし興味を惹いて視聴率稼ぎたいんだろう」
といったものだ。また、出演が決まっていても、出ないほうがいいというものもある。
「本人たちからすれば一刻も早く決別したいのに 、NHKもファンの人たちもとても残酷ですよね」
「ピリピリした空気を年の瀬に感じたくないよ」
「出なくていいよ。また5人揃って並んで謝罪でもされたら明けましておめでとう気分がふっとぶ」
などだ。その他には、NHKとジャニーズ事務所の関係が崩れないように配慮し、「SMAP」代表として木村拓哉さん1人が来て挨拶する可能性もある、などと考えている人もいる。