このところメディアでも立て続けに取り上げられている「ヌーハラ(ヌードルハラスメント)」問題。日本人がラーメンや蕎麦などをすする時の「ズズズッ」という音により、外国人が不快な思いをすることを指す。
実際にハラスメントだと感じている訪日外国人がどれほどいるかは不明だが、ネット上の論争はワイドショーに場を移し、芸能人らが続々と持論を述べている。
アッコ「いやなら来なきゃいい」
最近ヌーハラ問題を大きく取り上げたのは、2016年11月14日放送の「ユアタイム」(フジテレビ系)だった。この時、メーンキャスターを務める市川紗椰さん(29)が「私は(周りに)どんなお客さんがいても絶対すすります」と発言したところ、ネット上で賛同の声が相次いだ。
以降、複数のワイドショーが同問題を特集。「ご意見番」芸能人らも次々と論争に参戦することになった。
16日放送の「とくダネ!」(フジテレビ系)では、司会の小倉智昭さん(69)が強い口調で「日本の食文化に対して外国人にとやかく言われる筋合いはない。それだったら(店に)入るなって!」と述べた。訪日外国人への「おもてなし」として音を控えようという考え方があると聞くと、「おもてなしで、どんどん音をたてよう」とまで訴えた。
20日放送の「アッコにおまかせ!」(TBS系)でも、司会の和田アキ子さん(66)が「食文化なんだから、それがいやなら来なきゃいいし、食べなきゃいい」と、これを一蹴。同じく20日放送の「ワイドナショー」(フジテレビ系)でも、ヒロミさん(51)が「うるせぇよって感じだよね」「海外でそう言われたらまだしも、日本に来て不快だとか言われても」と不快派に反論した。
一方、ダウンタウンの松本人志さん(53)は、外国人は麺をすすることが苦手だとされていることに触れた上で「きっとうらやましいのもあるんですよ、すすれないから」と独自の見方を披露した。