避難は徒歩が原則です
J-CASTニュースが16年11月22日午後、福島県防災課に取材したところ、東日本大震災の惨劇を思い出して住民はパニックに陥ったのではないか、とし、
「避難は徒歩で、が原則です。津波の際の避難場所は住宅地近くに用意してありますし、そこはお年寄りや子供さんの手を引いて、ゆっくり歩いても行っても大丈夫な距離です」
と説明した。入江付近は別だが、避難所に行かなくても13メートルから14メートルほどの2階建て住宅のほどの高台でも安全だという。
ちなみに県内での津波の高さは今回、最大で90センチ。仮に3メートルの津波であっても防潮堤で止まる高さのため慌てる必要は無かった、という。東日本大震災の時も国道6号線が堤防になって津波を防いだが、万が一に備え浜通りに防災緑地を作るなど災害対策を進めている。車での避難は渋滞を引き起こすだけでなく、水かさが1メートルを超えると車内に閉じ込められる状態になるなどリスクが高すぎるため、絶対に避けたほうがいいと担当者は話していた。