宅配便大手「佐川急便」の東京営業所で駐車違反の身代わり出頭をさせていたとして、警視庁は2016年11月22日、同営業所の社員ら6人を犯人隠避教唆などの疑いで逮捕し、発表した。
各メディアの報道などによると、同社社員で逮捕されたのは同営業所係長2人、当時運転手だった男性社員の3人。ほか3人は元社員男性とその弟、委託先の男性社員だった。
6人の容疑は、2014年11月と16年4月に都内で駐車違反した同営業所の別の運転手2人について、警察署の手続きのための身代わりとして別人を出頭させることに関与したというもの。
警視庁が9月に同営業所などを家宅捜査したところ、同営業所ではこのほかにも複数回身代わり出頭が行われていた可能性があり、組織的に常態化していたとみて調べを進めている。