東京・両国国技館で先日開催された「CLASSIC ROCK AWARDS」(以下CRA)で英ギタリストのジミー・ペイジ氏(72)が「告知」と違い演奏しなかった問題で、主催3社は2016年11月20日、公式サイト上で声明を発表した。
当初、チケット代金については「返金しない」としていたが、これを一転。「失望した来場者」には返金することにした。
主催3社連名で「お詫びと状況の報告」
声明は主催のKLab Entertainment、英TeamRock社、英PCM社が連名で発表した。3社はその中で
「CRA2016開催にあたり、誰がプレゼンターで誰が演奏するのかということについて認識の相違があった」
と説明。これにより「一部のご来場者様のご期待に応えられなかった」として、「失望されたご来場者様」にはチケット代を返金するとした。
事の発端は11日に行われたCRAで、ジミー・ペイジ氏が演奏をしなかったことだった。事前告知では「ジミー・ペイジ20年ぶりの来日パフォーマンス」などとうたっていたが、本番ではプレゼンターとして数分ステージに上がっただけ。来場者からは「詐欺」「これは酷い」といった不満が噴出し、ネット上でも騒動になっていた。
するとKLab Entertainmentは14日、公式サイト上に「お詫びと状況の報告」と題した文書を掲載(その後削除)し、
「ジミー・ペイジ氏の演奏を本イベントの目玉として予定しており、当日ギターとアンプの用意をしておりました。ところが本番直前に、ジミー・ペイジ氏の意向により、演奏が行われませんでした」
と説明した。