能年玲奈から改名した女優・のんさん(23)が2016年11月20日、自身のオリジナルキャラクター「黄色いワンピースのワルイちゃん」のグッズお披露目イベントに出席した。
終了後には、芸名変更後初となる囲み取材に応じた。事務所からの独立騒動後、女優業はご無沙汰になっているが「女優は自分を形作っているもの。一生やっていきたい」と変わらぬ思いを明かした。
肩書きは「女優兼創作アーティスト」
のんさんは「ワルイちゃん」と同じ、黄色いワンピースとアフロの帽子姿で登場。少し緊張した面持ちで「こんにちは、のんです!」と挨拶し、「すごく興奮しています。ワクワクしています」と自らのクリエイターデビューを喜んだ。イベントではワルイちゃんとその仲間たちが描かれたグッズを紹介。取材陣からアニメ化について聞かれると「動いたら絶対可愛いなと思います。面白そう!」と目を輝かせた。
のんさんは15年4月に起きた事務所独立騒動により、一時は表舞台から姿を消した。その後、16年7月に新芸名で再出発をきった。この日は「のん」として初の囲み取材に応じ、
「自分で『女優兼創作アーティスト』と名乗り始めた。女優を始めた時は『女優をやりたい』という感じだったんですけれど、やっていくうちにどんどん興味が沸いてきて」
と語った。今後の女優とクリエイターの比重については「ともに、っていう感じです」といい、
「女優はもちろん自分を形作っているものなので、一生やっていきたいと思っているのですが、創作意欲もバンバン出てきているので、これからやっていきたいなって思ってます」
と、クリエイターとしての活動に熱意をみせつつ、女優業への変わらない思いを明かした。
旧芸名と新芸名は「どっちも、どっち」
事務所とのトラブルについて直接は語らなかったものの、露出がなかった時期は「暇だったので色々始めようと思って、レッスンを詰め込んでた」とも告白。
改名後の心境の変化は「ないですね」と言い、「これから頑張っていこうっていう気合が入りました。2文字で画数が2画だけになってシンプルで面白い」といたってポジティブだ。本名と「のん」のどちらが好きか聞かれると「どっちがいい?えーと...どっちも、どっち」と答え、報道陣を笑わせた。
また、宮藤官九郎さんが脚本を務める2019年のNHK大河ドラマへの出演意欲を聞かれると、「やられるニュースを見てめちゃくちゃ面白そうと思ったので、絶対見たいとは思ってます」。再度出演について問われた際には「どうなんだろう。どう...思います?(私が出るのを)見たいですか?」と逆に質問。「オファーされたら...どうなんだろう」と考え込み、最後まで明言は避けたが、「自分は役者をやっていくと思っているので、どんどん女優をやっていきます!」とファンに約束した。
だが、のんさんの関係者によると「女優の仕事自体は、まだ話は来ていない、と聞いている」といい、今後の具体的な予定はないという。ただ、今月中に「公式サイトができる」そうで、オファーを受ける環境がまもなく整うようだ。
ワルイちゃんグッズは20日から「キデイランド原宿店」(東京都渋谷区)にて販売がスタート。Tシャツ(税別3800円)やトートバッグ(同3500円)、マグカップ(同1500円)など10種以上のアートグッズをラインアップしている。