「構ってちゃん」の行動パターンか
岸田さんのツイートに似た話が、2012年10月25日付の「日刊SPA!」に掲載された。「女が判定!11種類のブスを完全類型化」という刺激的な見出しの記事に、「構ってちゃんブス」という分類がある。内容はこうだ。
「女社会での処世術で敢えてブスを自称しているか、もしくは、自分のなかの『かわいい基準』が高すぎて本気で自分をブスだと思っているかのどちらか。いずれにせよ、ブスを自称するくせに、他人からはブスと言われたくない気持ちがある」
「そんなことないよ」「ブスじゃないよ」と言われるのを待っている「構ってちゃん」というわけだ。
メンタリストのDaiGoさんは、2013年9月21日付のブログで「構ってちゃん」の行動の原因について説明していた。「人間の持つ基本的な欲求の現れです」としたうえで、「具体的に、必要とされたい、認められたい、評価されたいという承認欲求の現れ」だという。こうした人から直接、四六時中メールが届いたり干渉されたりしたら迷惑だろう。
だが、仮にツイッター上で不特定多数の相手に向けて「ブス過ぎてツライ」と「構ってツイート」する人がいても、害が及ぶわけではない。DaiGoさんによると、構ってちゃんの対処法は「最小の時間と労力で、相手の感情(承認欲求)を満たしてしまえばいい」というものだ。仮にその人が「ブスじゃないよ」「かわいいね」と言ってもらいたいのだとしたら、温かいコメントを送ってあげるのも優しさかもしれない。