米国の次期大統領、ドナルド・トランプ氏が新政権の人事を、2016年11月18日に発表した。主要となる安全保障政策を担当する大統領補佐官にフリン元国防情報局長を、また司法長官にセッションズ上院議員、CIA・中央情報局長官にはポンペオ下院議員を、それぞれ起用する。
3氏はいずれも「強硬派」といわれる。フリン元国防情報局長は、イスラム教徒に対する強硬姿勢を示してきた。また、セッションズ上院議員は不法移民に対する厳しい姿勢で知られる。ポンペオ下院議員は、核問題をめぐりイランと合意したオバマ政権を厳しく批判しているほか、民主党のヒラリー・クリントン氏の私用メール問題に対する攻撃の急先鋒とされる。