自国の風俗習慣を「殺す」たくらみとしか思えない
今や外国人観光客が年間で2000万人を超える日本。日本人はどう対応したらいいのか。
スタジオ内ではコメンテーターたちから、こうした指摘に批判的な意見が相次いだ。「そもそも日本には茶道など伝統文化に『すする』という作法があり、落語でもよく使われる」「味噌汁など熱い飲み物を飲む際には温度を下げるという効果がある」「ラーメンは麺とスープが絡み美味しくなる」「日本蕎麦はすすらないと蕎麦の香りが鼻に入らない」などといったもので、デーブ・スペクターさんは自分はすすらないけれども、
「日本の食文化だから、外国人に配慮するのは間違っているし、遠慮するのはやめたほうがいい」
と語った。さらに、司会の小倉智昭さんは、
「外国人にとやかく言われる筋合いはない。それだったら(外国人は)ラーメン屋、蕎麦屋に入るな!おもてなしで、どんどん音をたててやる」
とまくしたてる一幕もあった。
「ヌーハラ報道」が増えるにつれ、ネット上でも、そもそも「ヌーハラ」というものが実際に存在しているかも分からない、といった意見とともに、「ヌーハラ」騒動に対する批判が増え始めた。このような言葉を流行らせようとしている人たちには、何か日本に対する悪意を感じるとし、ネットの掲示板には、
「おもてなしを一方的に外国人サマへの譲歩と捉えている向きがある。自国の風俗習慣を『殺す』たくらみとしか思えない」
「なんでもかんでも外人に配慮配慮ってうぜーんだよ、ここは誰のための国だよ」
「こういうことが話題になるのは日本だけだろ。よその国で、外国人観光客が不快な思いをするから昔からある伝統を変えようなんて話が出ることがあるか?」
「外国人に対して ソバの『伝統的な食べ方』を教えるのが 正しいおもてなしの心だろ」
などといった書き込みが並んでいる。