相談急増、今年はすでに577件
また、SNS上のストーカー規制について、
「これって過剰なdisりも入るんですかね‥」
「ケンカするのも嫌がらせなら議論も出来ないな」
と言論統制を懸念する声も出た。このほかにも、
「病気なんだから、罰則を強化しても減らない 再犯しないように隔離する」
「警察も人員が限られているから、本気の予防のためには自費でボディーガードを雇うとかしないとダメかも」
「恋愛ってストーカー要素含んでると思うの また少子化が進むな」
などと様々な書き込みが見られる。
引きこもりの人らへの支援活動をしている「全国webカウンセリング協議会」によると、SNS上のストーカーなどの相談件数は、3年前に97件と急増してから伸び続け、16年1~10月はすでに577件と過去最多となっている。10代の中高生が被害に遭うケースも多いという。
新潟青陵大学大学院の碓井真史教授(社会心理学)は、ヤフー・ニュースへの11月17日の投稿記事で、「SNSに関しては、ようやく法律が追いつこうとしている」と法改正を評価した。そのうえで、「厳罰によって減る犯罪と、厳罰化だけではなかなか減らない犯罪がある」として、「そのような時は、カウンセリング的な対応が効果を上げることもある。第三者が、ストーカー側の意見をきちんと聞き、共感的に接し、納得させることで、ストーカー行為が止まることも多い」としている。