経営難が続くJR北海道は、2016年11月18日、10路線13区間について単独で維持することが困難だと発表した。この13区間は路線全体の約半分にあたる計1200キロにのぼり、1987年の発足以来初の大規模な事業見直し進める。
発表によると、輸送密度(1キロあたりの1日の平均利用人数)が200人未満と極めて少ない3区間については鉄道を廃止し、バスなど他の交通手段を利用してもらう方向で地域住民との協議を進める。輸送密度が2000人未満の8区間については設備の見直し、利用の少ない駅の廃止などによる経費削減、運行会社と鉄道施設の保有会社を分ける上下分離方式の実施などについて沿線自治体と協議を進める。