「恩をアダで返してきた人を助けてはいけない。助ければ助けるほど攻撃してくる」。漫画家の江川達也さん(55)のフェイスブック(FB)上での発言が波紋を呼んでいる。
韓国について語ったもので、日本と韓国の近代史を小学生からきちんと教えなければ日本はアウトになるし、いつまでも恩が仇で返されることになる、と説明しているのだ。
学校は試験問題に韓国と日本の近代史を
どうして江川さんがこうしたことを2016年11月17日にFBで語ったのか。主張の下に貼られたリンク先であるまとめブログ「正義の見方」に回答がある。そこでは、CS放送の番組「真相深入り! 虎ノ門ニュース」(16年11月14日配信)に出演した青山繁晴参議院議員(65)の発言をまとめていたからだ。
青山議員は、安倍内閣が韓国の求めに応じて通貨スワップ協定を結ぼうとしているが、なぜ結ぶかについて財務省も外務省も「恩を売っておくんです」と言っているが、今まで恩を売って返ってきたのが「仇」ばかりで、いずれつぶれゆく韓国ウォンをただ支えてあげるだけのスワップは、日本の円の価値をただおとしめるだけ、と語った。青山議員は、続けて「従軍慰安婦問題も進展せず、韓国で発行している英字新聞では慰安婦像を新たに建立したと一面トップで報道している。同じ新聞には日韓秘密情報保護協定(GSOMIA)について、中国とも結ぶと書いている。そんなことをされたら韓国をトンネルにして日本の潜水艦技術が垂れ流しになる」などと説明した。
江川さんはこれを受けたFBで、
「恩をアダで返してきた人を助けてはいけない。助ければ助けるほど攻撃してくる。むしろ、攻撃すると攻撃が減る。小学生のころから教えるべきこと」
との自論を投稿した。学校教育については、特に日本のエリートを輩出する学校に関し、試験問題に韓国と日本の近代史を入れなければならないと主張した。そうしなければならない理由は、韓国は嘘の歴史教育をしており、それを基に日本を攻撃していることや、日本に依存しながら攻撃している事を知るためであり、そうしなければ、
「日本はアウトになってしまう」
とした。そして「近現代史が全く検証されてないため、いつまでも恩がアダで返されることになる」と結んだ。この他にも朝日新聞や、東大、京大など大学の在り方についても書いている。