タレントの長嶋一茂さんが生放送番組中に「コネ」に関する衝撃発言をし、スタジオに妙な空気が流れる場面があった。
2016年11月18日放送の「羽鳥慎一モーニングショー」(テレビ朝日系)では、韓国の朴槿恵大統領をめぐる政治スキャンダルを特集。その中で、国政介入疑惑が取り沙汰されている崔順実(チェ・スンシル)容疑者の娘、チョン・ユラ氏の裏口入学疑惑を取り上げた。
「コネって聞いてると俺の事のように...」
番組では、チョン氏が高校3年生の時に計17日しか学校に行っていなかったという話を紹介した。これを聞いたコメンテーターの長嶋さんは「俺と似てるな。俺と似てる」とコメント。続けて、
「俺ね1年の時、学校2回しか行ったことない。2回、2日だけ」
と衝撃発言をしたのだ。羽鳥アナが「その話、ちょっと後で...」と流そうとすると、今度は、
「あ、ごめんごめん。いや、なんかコネとかって聞いてるとさ、なんか俺の事のように聞こえるんだよね」
と、さらなる爆弾発言。これには周囲も一時沈黙せざるを得なかったようで、スタジオにはコメンテーター・玉川徹氏の苦笑のみが響いた。羽鳥アナは「後で感想聞きますから」とし、あくまで進行に務めた。
その後、長嶋さんの「コネ問題」はコーナー終盤でも話題に。玉川氏が羽鳥アナに「そこはさっきからずっと気になってる。一茂さんの出席日数とコネ。必ず最後聞いて下さいね」と念を押したためだ。
羽鳥アナ「一茂さんがしてもみんな納得する」
ところが、羽鳥アナは「一茂さんは...いいでしょう。(コネを利用)しても。みんな納得しますよ」と問題を追及するどころか、コネ利用を容認してしまった。
これには、さすがに長嶋さんも驚いたらしく、
「(利用)してもよくないよ。いや、本当は否定したかったんだけどさ。ま、いいや。もうしたってことにしよう」
と自虐的にぼやいていた。
長嶋さんは立教高等学校(現立教新座高校)、立教大学の出身。大学時代は父・長嶋茂雄氏と同じ同大野球部に所属した。番組中の「2日しか行っていない」という話が高校の時なのか大学の時なのかは不明だ。ただ「ミスタープロ野球」とも呼ばれるスーパースターの息子とあれば、さまざまな場面で「コネ」を疑われるのは、もはや宿命だろう。
ちなみに、長嶋さんが学生時代の衝撃エピソードを明かすのは今回が初めてではない。京大入試問題ネット投稿事件を取り上げた2011年3月の「スーパーモーニング」(テレビ朝日系)ではカンニングについて議論する中で、「ボクも基本的に期末とか中間はカンニングしましたからね。だって、野球ばっかりやってたから試験勉強やる時間ないもん、俺」と大胆な告白をしてみせていた。