南スーダンでの国際平和維持活動(PKO)で派遣される自衛隊の部隊に「駆けつけ警護」、「宿営地の共同防衛」の任務が追加されることについて、稲田朋美防衛大臣は2016年11月18日に新任務付与の命令を出した。
駆けつけ警護は、離れた場所で国連職員やNGO職員などが武装勢力などに襲われた時、武器を使って助ける任務。3月に施行された安全保障関連法に基づく新任務として15日に閣議決定された。宿営地が武装集団などに襲われた場合には他国軍と協力して防護することが可能になる。
稲田防衛相は閣議後の会見で
「新たな任務の付与についての命令も発出したのは私自身で、その全ての事についての責任は私にあると思う」
などと述べた。新任務は20日から南スーダンに出発する陸軍自衛隊第9師団を中心とする部隊に付与され、12月12日から実施が可能になる。