「女子をこじらせて」などの著作で知られるライター・雨宮まみさんが、2016年11月15日に死去した。40歳だった。雨宮さんの著書『東京を生きる』を15年に出版した大和書房(東京都文京区)が17日、発表した。
自己評価と社会の価値観のギャップに苦しむ女性を「こじらせ女子」と名付け、若者から共感を集めた。
「こじらせ女子」は「流行語大賞」にもノミネート
発表によると、雨宮さんは「自宅で事故のため」亡くなった。11月15日朝、心肺停止の状態で床に倒れているところを警察に発見されたという、葬儀は親族のみで執り行われ、一般のお別れの会は予定されていない。
福岡県出身。アダルトビデオ雑誌の編集者・ライターなどを勤めた後、フリーライターに転身した。11年に自身初となる単著『女子をこじらせて』(ポット出版)を上梓した。
体験談を交えながら、一般的な価値観と自意識の間に折り合いがつかず恋愛につまずく女性を「こじらせ女子」と命名。ネーミングのキャッチーさもあいまって、同年の「新語・流行語大賞」にノミネートされた。最近も、一部ネットメディアで連載ものを執筆するなど精力的に活動していた。
人気ライターの若すぎる死。ネット上では、
「信じたくない」
「あまりにも急で驚いてる」
「まだ早いですよね...残念です」
と驚き、戸惑い、悲しみの声がファンから寄せられている。