文部大臣、法務大臣などを歴任した元自民党衆議院議員の奥野誠亮氏が2016年11月16日、死去した。103歳だった。産経新聞(電子版)など各メディアは、「老衰のため」と報じている。
奥野氏は自治事務次官を経て1963年に衆院議員初当選、以降13期連続当選し、2003年に90歳で政界を引退した。1972年に第2次田中角栄内閣の文部大臣として初入閣し、法務大臣、国土庁長官などを歴任。タカ派の論客として知られ、1988年の竹下登内閣では日中戦争について「日本に侵略の意図はなかった」などと発言したことが批判を受け、国土庁長官を引責辞任した。