【ソレダメ!】(テレビ東京)2016年11月9日放送
「~あなたの常識は非常識!?~スペシャル」
寒さが増してくる今の時期、肩や首、背中の凝りがひどくなる人は少なくないだろう。メディアではこれまでも、いろいろな凝り解消法が紹介されてきたが、番組が取り上げたのはインターネット上の動画再生回数が430万回を超えたという人気の体操だ。
その名も「あべこべ体操」。考案者の北洞誠一さんがスタジオで披露した。
筋肉を上下に動かして血行を良くする
同じ姿勢のままパソコンで長時間デスクワークを続ける、買い物かごを持つ手がいつも決まっている――。こうした癖は、血行を悪くして肩凝りにつながる。北洞さんは、首と肩の体操と、肩から背中にかけての体操の2種類を紹介した。
まずは首と肩だ。出演者の凝りチェックから始めた。全員が椅子に座り、胸の前で手を組んだ後、その手をくるりと返して手のひらを外側に向け、組んだまま両腕を上げていく。あまり上がらないと筋肉が縮んでいる証拠だ。
いよいよ体操に入る。北洞さんの考案したメニューでは「基本形」と「あべこべ」をセットで行う。
まず基本形。椅子に座って両手を組み、頭の後ろにあてる。次に両ひじを閉じながら背中を丸めてお腹をへこまし頭を下げていく。それから背中を反らせてへそを突きだして頭を上げ、ひじを開きながら元の姿勢に戻す。これを5回繰り返し、最後は手を下ろして深呼吸する。
そして「あべこべ編」だ。最初に背中を丸めた際に、基本形とは逆に頭を上げてひじを開く。その後、背中を反らしていく際は頭を下げてひじを閉じる。これも5回行う。基本形とは逆の動きを取り入れることで筋肉を上下に動かし、血行を良くするのが狙いだ。
凝りチェックの際に腕があまり上がらなかったギャル曽根は、終わった後で頭の上までまっすぐ腕が伸びた。
ギャル曽根「すごく軽くなりました」
井上和香「(首をさすりながら)すごく突っ張っていたんです それがないです」
「心地いい」のは筋肉がほぐれている証拠
次は、肩から背中にかけての体操。これも最初に凝りを確認した。「背中で手をつなぐ」というシンプルな方法だ。お笑いコンビ「オードリー」の若林正恭と春日俊彰の2人が、手が届かない。特に春日は、両手の間隔が15センチほど離れていた。
今度の体操は北洞さんが「ニョロニョロ体操」と呼ぶ。基本形は、立った状態で手を胸の前で合わせ、ひじや肩甲骨を思い切り動かしながら好きな方向に体をくねらせる。「ニョロニョロ」と声を出しながら、楽しく動くのが大切だ。全身を引っ張り上げるイメージで徐々に手を上に持っていき、頭の上まで伸びきったら3つ数え、両手をダラリと垂らして脱力する。これを3セット行う。
MCの高橋真麻アナ「汗かきますね」
そして、あべこべバージョン。「ニョロニョロ」を手を上げていく際に、今度はお尻を下げていく。上半身は上に、下半身は逆に下へそれぞれ動かす。真剣な顔つきで体操に励む高橋に、若林が茶々を入れた。
若林「(わざと動きを)気持ち悪くしてるでしょ(笑)」
高橋「してないですよ(笑)」
若林「そんなガニ股じゃないって」
ひと通り終わると、出演者の中から「気持ち良かった」との声が出た。
北洞さん「心地いいというのは、筋肉がほぐれています」
体操の前、背中で手がつながらなかったオードリーの2人だが、若林は両手の指が触れて見事クリア。春日も間隔がかなり縮んであと一歩でつながりそうなところまで近づき、改善が見られた。
北洞さん「(体操は)開いている時間があれば、毎日やった方がいい。やり続けると体が変わってきます」