原因究明と補償はこれから
英ガーディアンは、
「日本人持ち前の技術力と効率の良さで、作業員は24時間体制で働き続け、道路の陥没部分を実質的にわずか2日間で埋め戻した」
と伝え、この復旧スピードは
「東日本大震災で大きな被害を受けた道路復旧に向けた努力を思い起こさせる」
とした。
ただ、「仮復旧」で通行は再開したものの、今後も(1)原因究明(2)補償という大きな問題が残っている。事故の原因になった地下鉄工事再開のめども立たないままだ。高島宗一郎市長は第三者による検証が必要だとして、国土交通省に協力を依頼。同省は、所管する土木研究所(茨城県つくば市)に有識者委員会を設置する方針だ。
補償については、工事を請け負った大成建設共同企業体(JV)と調整しながら、仮払いを含めて検討を進める。大成建設の村田誉之社長は15日に会見し、「市民の皆さんに大変なご迷惑をおかけした」と陳謝。事故については「予測できなかった」と説明し、原因究明を進めていく考えだ。