「少年マガジン」に過激性描写「袋とじ」 ヤンマガじゃないのに「まじこれ?」

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「雑誌に限定した企画」

   今回の「袋とじ」はドメカノファンに大受けだった。作者の流石景さんがツイッターで、

「ついに!ついに明日は表紙&袋とじ付きマガジンの発売ですよ?!『2人のエロス(愛)をもっと見たい!』という方は存分に楽しめる」
「損はさせません!(≧∀≦)」

などと16年11月15日に呼びかけると、

「もう買います10冊買いますよ ソファー作るくらい買います」
「朝から読んでどうにもならないので今日は会社休みます!(笑)」
「朝一でマガジンとハサミ買ってきました(笑)とにかく凄かったです!」

などといった大量のリプライが寄せられた。

   J-CASTニュースが16年11月16日に今回の企画意図を「マガジン」編集部に取材したところ、

「例えば巻頭カラーのように、読者の注目が集まるような展開を考える上で袋とじのアイディアが出てきた。読者にもっとこの作品を楽しんで欲しい、というのが狙いで、内容が過激だから袋とじになったという事とは全く違います」

と説明した。ちなみに、この袋とじはコミック化される際には掲載されないという。理由としては「雑誌に限定した企画」ということだったが、この限定感によって本誌の販売部数を伸ばしたい、という意図もうかがえる。

   少年誌の発行部数は少子化、そして小中生の少年誌離れによって減少の一途を続けている。業界1位の「少年ジャンプ」は1995年に653万部あったものが、現在では216万部ほどになり、2位の「マガジン」は00年まで400万部台で推移していたが同100万部まで下がった(社団法人日本雑誌協会調べ)。これをどう挽回して行くかが課題だが、「マガジン」の袋とじ企画が一石を投じることになるかもしれない。

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