肉とご飯食べても楽々やせられる ショウガとキャベツ簡単ひと工夫

富士フイルムが開発した糖の吸収を抑えるサプリが500円+税で

【解決!ナイナイアンサー】(日本テレビ系)2016年11月8日放送
「ラクやせダイエット!肉&米OKの2週間で腹回り-8cm」

   すっかり冷え込み、外出するのもおっくうになるこの季節。しかしまだまだ食欲の秋も続行中で、気付いたら結構太ってた...。

   そんな人にピッタリな「ラクやせ」法がある。激しい運動や過度な食事制限はなく、肉もご飯も食べてOKだ。お笑い芸人のニッチェ・近藤くみことSKE48の鎌田菜月が、2週間のダイエットに挑戦した。

  • ショウガは加熱方法がポイント
    ショウガは加熱方法がポイント
  • ショウガは加熱方法がポイント

生のショウガはダイエット効果が低い

   丸々とした体型が特徴的な近藤。その体型のせいで、「寝苦しい。首元の肉が苦しくて...『はっ!』て起きちゃう」日もあるとか。ダイエット開始前の体重は68.5キロ、お腹周りは何と100センチだった。

   一方の鎌田は一見太っているとは思えないが、アイドルとしてはちょっとお腹がポッコリ出ている。メンバーからぽっちゃりキャラとしてイジられ、ステージ上で二の腕やお腹を触られる時も。

   体重は55キロ、お腹周りは74センチ。「衣装をかっこよく着れるようになりたい」と意気込む。

   2人がまずスーパーで購入したのは、ショウガだ。体を温めるとして、寒い時期は特に女性が好んで摂(と)っているイメージがあるが、実はそのまま食べてもさほどダイエット効果は高くない。

   「ラクやせ」を可能にするのは「レンチンショウガ」だ。

食品医学研究所・平柳要所長「生のショウガを加熱すると、ショウガオールという成分が約33倍に増える。このショウガオールがダイエットに有効」

   ショウガオールは脂肪燃焼を促し、基礎代謝を上げる。普段の食事に取り入れれば、やせやすい体質になる。

   緑茶などに含まれるカテキンも脂肪を燃焼する物質として知られるが、カテキンはあくまで脂肪燃焼の手助けをするもので、摂取後に適度な運動が必要だ。

   一方ショウガオールを摂ると、運動しなくても体が温まりエネルギーが消費される。「ラクやせ」にうってつけというわけだ。

   ただ、フライパンで炒めるなど、高温で調理すると成分は消えてしまう。最もショウガオールを増やすには、ショウガを500ワットの電子レンジで約4分、750ワットでは約3分加熱するとよい。そのまま温めると焦げるおそれがあるので、ショウガが浸るくらいの水を加えてからにしよう。

   すりおろしたり刻んだり、どんな形で加熱してもOKだ。加工済みのチューブタイプでも変わらない効果が得られる。

   近藤はカップの豚汁に投入。「合わないわけがない!」と美味しそうに飲んでいた。

   鎌田は豚肉を炒め、フライパンの火を止めてからレンチンショウガを加えてショウガ焼きに。マヨネーズを付けてご飯と一緒に食べた。さらに鶏つくね鍋に投入したり、レンチンショウガを混ぜたタレで焼き肉を食べたりも。

鎌田「お肉までガッツリ食べてやせられるのかな...?」

   外出時には、コップ1杯のココアに対し小さじ1杯のレンチンショウガを加える「ショウガココア」を持ち歩いた。

   ココアには血管拡張効果が期待できるカカオポリフェノールが多く含まれ、ショウガオールと同時に摂ると単品で摂るよりも血流促進効果が約3倍に。基礎代謝をアップし、やせやすい体になる。

腸内環境改善には「植物性乳酸菌」を

   もう1つの「ラクやせ」食品は「乳酸キャベツ」だ。

   便秘になると腸の働きが鈍り、代謝が落ちる。栄養の吸収が悪くなり、肌荒れにもつながる。

   ヨーグルトなど、乳酸菌が多く含まれる乳製品を摂っていればいいのでは、と思いがちだが、乳製品に含まれているのは「動物性乳酸菌」だ。これは胃酸や熱に弱く、生きたまま腸に届きにくい。

   発酵した野菜などに多く含まれるのが「植物性乳酸菌」で、生きたまま腸に届き、腸内環境を整える。

   さらにキャベツに含まれる食物繊維は、消化も吸収もされず、腸内で水分を吸収して数倍~数十倍に膨張し、腸を刺激して便通を促す。便秘が解消し代謝がアップ、美肌効果も期待できる。

   作り方は以下の通り。

   (1) キャベツを千切りにする。
(2) 千切りにしたキャベツ半分を密封袋に入れ、小さじ2の塩をふりかける。
(3) 残りのキャベツ、塩小さじ2、砂糖小さじ2分の1を入れ、袋の上からなじませるようによくもむ。
(4) ペットボトルなどで重しをした後、常温で3日程度置く。

   これを普段の食事と一緒に摂ればOK。清潔な環境で冷蔵庫に入れれば、約1か月保存可能だ。

   近藤と鎌田は「レンチンショウガ」「乳酸キャベツ」を日々食べるのに加え、女性らしいきれいなスタイルを手に入れるべく、マッサージと体操を実践した。

   ソリデンテ南青山の理学療法士・藤田英里氏が教えたのは、「つまむ」だけのマッサージだ。

   二の腕やお腹など気になる部分を、皮ふの奥にある脂肪をつぶすイメージで強めにつまむ。1日5~10分行えば部分やせが期待できる。

   首都大学東京・竹井仁教授は「ひねるだけエクササイズ」を勧める。

   腰を右にひねり5秒止め、左にひねり5秒止める。これを1日10セット行うだけだ。

   体を(1)頭から胸の下、(2)胸の下から脚の付け根、(3)脚から下の3つに分けた時、(1)と(3)は正面を向いただけで、(2)だけをひねるように心がけるのがポイントだ。

   2週間のダイエットの結果、鎌田は体重が55キロから51.1キロに、お腹周りは74センチから66センチと8センチダウンした。

   近藤は体重が68.5キロから66.1キロ、お腹周りは100センチから89.5センチと、10.5センチダウン。2人とも大成功となった。

近藤「元々代謝がすごく悪くて、15分運動してもやっとじわっと汗をかいてくるくらいだった。レンチンショウガを食べ始めてから、5分運動したらダラダラ汗をかくようになった」
鎌田「お通じも良くなって、スッキリしました」
姉妹サイト