「安全確保に万全を期すため」と説明
みずほFGの佐藤社長は2016年11月14日の会見で、システム統合を延期する理由を、「安全確保に万全を期すため」と、強調した。
みずほ銀行によると、今回のシステム統合の延期について、「とくに、どの業務分野の開発が遅れているということではありません。新システムの完成に向けて、いわば『品質確認』のテストを繰り返しているところですが、そこで見つかった不具合を調整していき、またテストを繰り返していく、その作業を進めています」と説明する。
システム開発では、同社に限らず、システムエンジニアなどの人手不足が指摘されており、スケジュール自体の遅れも懸念されるが、「そのようなことはありません」という。
「数か月」という延期で、3000億円超とされる投資額が増える可能性があるが、みずほFGの佐藤社長は、「100%大丈夫という開発に至るまで、時間を少し先延ばしする」とも語った。