優雅に踊ると意外に疲れ、使わない筋肉を強化する
日本経済新聞プラスワンの「バレエに学ぶ肉体改善法 血行よくする効果も」(2014年4月17日付)の記事の中で、DVD「バレエ・ストレッチ」を出しているトップダンサーの西島千博さんは、基本動作を学ぶうえで最も大切なのは、基本姿勢と呼吸だとしたうえで、3つの点を強調する(要約抜粋)。
「基本姿勢は、つま先を広げ、背筋を伸ばして肩を開き、まっすぐ立つ。これが意外とできていない人が多い。呼吸は、鼻から吸い口から吐く。吸うときは腹筋を引き上げる感じでおなかを引っ込めるとよい。基本動作の最中も呼吸を止めないこと。呼吸がしっかりできれば激しい運動をしても疲れません。代謝が良くなり、ストレッチ効果が上がります」
「2番目は、ひとつひとつの動作の時、指先やつま先をぴんと伸ばすことを意識し、手足を優雅に動かす。優雅に動かすのは意外と疲れ、普段使わない筋肉の強化になります。3番目に、考えなくても自然に体が動くようになるまで毎日続けること。初心者は無理な負荷で体を痛めないよう注意してください。1日20分でいいから毎日続けることが大事です」
そして、音楽を聞きながら体を合わせるとさらに効果がアップする。クラシックだけでなくディズニーやジブリの曲をバレエ用にアレンジした曲も市販されている。バレエは楽しみながら踊ることに醍醐味がある。