西日本では、そばより「うどん」
さらには、今回の「そば湯ブログ」をめぐり、関東と関西の「食文化の違い」にまで言及する意見も目立ち始めた。一部ニュースサイトがこのブログを取り上げた際に、そば湯を飲む風習について「西日本では(略)そこまで一般的ではないようだ」と伝えたためだ。
記事の中では、関西でそば湯が一般的ではない根拠として、ネットの書き込みや福岡出身の女性1人の話などを紹介している。こうした記事を受けて、ツイッターなどには、
「西日本行くと蕎麦屋少ないな~と感じてたけどそば湯文化まで無かったのか」
「そば湯って関東主流の文化だったのか...」
「そば湯って思ってるより、ローカルな風習なのかも」
といった声も出ている。
だが、本当に「そば湯」に地域差などあるのだろうか。そば文化の普及活動をしている一般社団法人「全麺協」の担当者は取材に対し、「西日本にはそば湯がないといった話は、これまでに聞いたことがありません」と否定する。続けて、
「そもそも西日本ではあまりそばを食べず、うどんを食べる人が多いので、そもそも『そば湯』を出すような専門店に行くことが少ないのでは」
と推測していた。さらに、先述した大阪と福岡のそば専門店も「『そば湯』を出さない専門店は、これまでに見たことがない」と話していた。
実際、ツイッターをみても「関西でもそば湯は昔からある」「そば店の数が少ないだけじゃないの」といった反論意見が数多く寄せられている。