雲の上から「スーパームーン」観測会 68年ぶりの「絶景」

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高度1万1000キロから月を眺める

   「HAKUTO スーパームーン鑑賞チャーターフライト」は、JALの次世代育成プロジェクト「空育」の第1弾にあたる事業で、日本航空が日本初の民間月面探査チーム「HAKUTO」とタッグを組み、小学生の親子112人を抽選で招待した。折り紙の飛行機を作って親子の写真を印字したり、HAKUTOのフライトモデル展示「ローバー」を見学したり操縦体験をしたりして楽しんだ後、「スーパームーン観賞会」に移った。

   子どもたちと報道関係者が搭乗したボーイング767-300型機は、16時半に成田空港を出発した。17時を過ぎ、機体が雨雲の上に抜け、「スーパームーン」は、普段見る月よりも大きく、太陽のように輝いていた。地上から見る月に比べて、そのまぶしさは際立っていた。

   その後、機体が右に左に旋回するようになると、子どもたちは窓の外に視線をやり、持参したカメラで撮影し始めると、シャッターを押す手が止まらないようだった。

   飛行は約2時間で終わり、18時20分頃に機体は雨の降る成田空港に戻った。

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