日本の地震との関連は低い?
今回のNZの地震の前には、11月11日に熊本で震度4、12日早朝には岩手県南部と宮城全域で震度4を観測する地震が起きている。一連の地震を、夕刊フジが12日発行の紙面で「スーパームーンとの関連は?」という見出しで報じている。国内でも地震が相次いでいる上、NZ地震とスーパームーンという要素も加わり、不安を感じる人が多いようだ。
武蔵野学院大学の島村英紀・特任教授(地震学)は14日、J-CASTニュースの取材に「日本とニュージーランドは1万キロ以上離れている」として、11年、16年ともにNZ地震と日本の地震との関連には否定的だ。ただ、断層にエネルギーがたまっているなどした場合、スーパームーンによる引力の変化が「最後の一押し」になって地震が起きる可能性もあるとみている。今回のNZ地震も、スーパームーンが引き金になった可能性を指摘している。