オリコンが「音楽ファン2万人が選ぶ 好きなアーティストランキング2016」の結果を公表した。嵐が7年連続で1位になったことに注目が集まる中、年内で解散することが決まっているSMAPが6位に入り、前回2015年調査の10位から「急上昇」をみせた。
ネット上で同ランキング結果が確認できる2005年以降、6位はSMAPの最高位。「最後の花道」として年末のNHK紅白歌合戦に出演するのか、しないのか、にやきもきしている人も多いなか、ファンらの応援がSMAPの躍進を後押しした形だ。
05~13年までトップ10入らず
オリコンがランキング結果を公表したのは16年11月14日。全体の6位に入ったSMAPは、特に年代別の「20代」ランキングでは3位に入るなど強さを見せた。30代では6位、40代で8位。10代では(10位までの)ランキング外だった。
トップ10の他のアーティストが前年順位からいくつ変動したか、をみると、4つも順位を上げたSMAPを除くと、「1つ」(前年3位が2位、など)か「同じ」で、SMAPの躍進ぶりが顕著だったことが分かる。ランキングを載せた、オリコンの情報サイト「ORICON STYLE」でも、結果の分析記事の中で、SMAPが「大きく順位を上げた」と紹介。一連の解散騒動をめぐる報道ぶりから浮き彫りになったのは、SMAPの「まさに『国民的』と呼ぶにふさわしい圧倒的なスター性だった」とも指摘した。
今回の結果がスポーツ紙(電子版)などで報じられると、SMAPの順位上昇について、ツイッターには「SMAPファンの活動の結果」「閉店になると閉店しないで、と嘆くおばさまと似たところがあるな」といった声が寄せられていた。
SMAPは、2014年の同調査では9位。05~13年までは、トップ10には入っていなかった。
「音楽ファン2万人が選ぶ 好きなアーティストランキング」は、オリコンの「オリコン・モニターリサーチ」会員のアンケートを元に独自集計したもの。