母親と息子、父親と娘でお風呂に一緒に入るのはいつまでか--。子育てで悩む親御さんは多い。
タレントの松本明子さん(50)は結婚する32歳まで父親と入浴し、NHKアナウンサーの有働由美子さん(47)は中学校1年まで父親と入っていたという。自分一人で入浴できるよう小学校低学年までに教育し一人で入らせるべき、という意見もあるが、どれが適切なのだろうか。
元プロ野球中村紀洋は今でも二十歳の長女と
NHK朝の情報番組「あさイチ」(2016年11月14日放送)で「親子でお風呂いつまで?」という特集があった。出演したのは15歳の息子がいる松本さんと、13歳と19歳の2人の息子がいる渡辺美奈代さん(47)、14歳から26歳までの7人の子供がいる堀ちえみさん(49)の3人だ。番組冒頭では東京ガス都市生活研究所の2015年調べで、母親と息子が13歳以上になっても一緒に入浴する比率は11%あると紹介した。
松本さんは32歳で結婚するまで父親と入浴していたと明かした。育った家庭では、着替えを見られてもなんとも思わない「裸族」のような環境だったからで、お風呂では背中の流しあいや悩みの相談をしていたという。そのことを夫が知った際には「引かれた」そうだが、父親と夫の裸は全くの別物なのだという。息子にも自分と同じようになって欲しいと思っていたが、小学5年から一緒の入浴は断られたと語った。
渡辺さんの場合は、長男は小学校低学年で自分から一緒に入りたくないと言ってきた。次男は小4から勝手に鍵を閉めるようになり親を入らせなかった。堀さんの子供は小学校入学頃から一緒には入らない。ただし、兄弟一緒には入っているという。
「子供との入浴は教育の一環で、髪や体の洗い方など小学校低学年まで教え、自分から一人で全部できるように仕向けてあげるのも親の役割」
と堀さんは説明した。有働アナは中学一年まで何の気なく父親と入っていたが、周りを見て「やばい!」と思い入るのを辞めたと語っていた。
先ごろでは、元プロ野球選手の中村紀洋さん(43)が、16年10月24日放送の日本テレビ系バラエティ番組「有吉ゼミSP」で、20歳長女と今でも入浴していて、「目のやりどころにこまる」などと告白し話題になった。