「大丈夫」「必ず治る」という言葉に落ち込む
逆に「配慮してほしかった」言葉や態度は次のとおりだ。
(1)生死にかかわる冗談。「生きとった?」「大丈夫。いなくてもなんとかなるから」。
(2)般若心経を渡された。
(3)無遠慮な発言。「タバコ吸っていたの?(私は吸っていない)」「生活習慣が悪いからだよ」「いつ元どおりになる?」「(私が明るく見えるのか)偉いね」「抗がん剤はつらいのが当たり前。命があるだけ幸せだと思わなければ」。
(4)「大丈夫!」「絶対奇跡が起こるよ」「必ず治るよ」とか言われると、返答に困って落ち込む。
(5)「かわいそうに」と言われたあげく、泣かれた。
(6)根掘り葉掘り病状のことを聞いてくる。
(7)風邪をひいているのに無遠慮に近くに寄ってこられ、話しかけられる。
(8)見舞い中、自分の話ばかりする。「自分ががんになったら、あなたのように平然としていられない」。
(9)迷いに迷って決めた治療法を、「間違っている」と非難される。