トランプ「銃だ!」騒動目撃した大川総裁 「意外と真面目に政策語ってた」

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   大川興業の「総裁」大川豊さんが、2016年11月13日の「ワイドナショー」(フジテレビ系)で、ドナルド・トランプ次期米大統領の集会を取材中に遭遇したトラブルについて語った。

   「インディーズ候補」への着目など、選挙や政治にも造詣が深い大川さんは、投票直前に米国に渡り、大統領選を現地で取材した。

  • シークレットサービスに連れられて集会を退出するトランプ氏。この聴衆の中に大川総裁もいた(写真:AP/アフロ)
    シークレットサービスに連れられて集会を退出するトランプ氏。この聴衆の中に大川総裁もいた(写真:AP/アフロ)
  • シークレットサービスに連れられて集会を退出するトランプ氏。この聴衆の中に大川総裁もいた(写真:AP/アフロ)

危うく大川総裁も取り押さえられそうに

   「事件」が起こったのは、現地時間5日、米ネバダ州で行われていた集会でのことだ。

   聴衆の中で、カメラを回しながらトランプ氏の演説を聞いていた大川さんの近くで、小競り合いが始まった。大川さんによると、反トランプ派の共和党支持者とみられる「ガタイのいい男」が、トランプ氏への抗議を行おうとしたのか、演壇に近づいていった。これを周りが抑えようとして取っ組み合いになり、その中で「He has a gun!(銃を持ってるぞ!)」という声が上がって、トランプ氏が一時避難するなど、大騒動になったという。

   大川さんも取り押さえられた男に駆け寄った。

「カメラ回しながら、『ドゥーユーハブアガン? ドゥーユーハブアガン?』と言いながらやってたんですね。ほか(の人)はもう抑えつけてたんで、ガンだけ受け取ってシークレットサービスに渡そうかなと思ってたんです」

   番組では、その時大川さんが撮影した映像も公開された。大声が飛び交う中、男が複数の支持者に組み伏されている、臨場感豊かなものだ。もっとも大川さんの行動は、かえって不審者と思われたのか、「俺のほうが(周りから)抑えられそうでした」。

松本人志さん「全然笑えなかった」

   扇情的なパフォーマンスが注目されがちなトランプ氏だが、大川さんは実際に集会に参加した感想として、

「トランプは意外と、真面目に政策を語ったりしてるんですよ。実は」

   また、ヒラリー・クリントン氏を攻撃する「ヒラリーを刑務所へ」と書かれたTシャツを配るトランプ支持者に対しても、陣営スタッフがそれを脱がせて回るなど、日本メディアで報じられているのとは違う「常識的」な側面を紹介した。また、クリントン氏の集会にも参加したが、こちらは空席が目立つなど、その「不人気」ぶりを肌で感じたと語った。

   ダウンタウンの松本人志さんは、大川さんの話に驚きつつも、

「ヒラリーさんは負けたけれども、別にトランプが勝ったわけでもないよ、というところなんじゃないかなと思いますね」
「(『笑ってはいけない』の収録中にトランプ当選の報を聞いたが)まったく笑えなかったですね」

と、トランプ氏当選への不安を隠さなかった。また、大川さんから、「日本の暴言王として首相になれる」と勧められると、トランプ氏が自らの過激な発言をじょじょに軌道修正していることに触れ、「僕はこのずるさができないんですよ。この二枚舌が......」と苦笑していた。

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