カニの数え方は「1杯」が正しいのか、それとも「1匹」なのか――。2016年11月7日に鳥取市内で行われた「松葉ガニの初競り」を報じた新聞各紙の「表記の違い」をきっかけに、こんな議論がネットで盛り上がっている。
各社の電子版記事でも、カニの数え方は「匹」と「杯」の2パターンに分かれている。ネット上では「杯を使うのが正しい」「一匹二匹で何も問題ない」などと意見が対立しているが、正しい数え方はあるのか。
同じ新聞社でも表記が違う
鳥取市内の3漁港で7日朝、地元特産品の松葉ガニ(ズワイガニの雄)の初競りが行われた。鳥取県水産課によれば、県内産の最高級ブランド「五輝星(いつきぼし)」の中には、史上最高額となる130万円で落札されたカニも出たという。
こうした初競りの模様は多くののメディアが伝えたが、ネット上では、その内容よりも「カニの数え方」の表記に大きな注目が集まることになった。実際、各社が7日に配信した電子版記事を確認すると、
「1匹」...朝日、読売、産経、NHKなど
「1杯」...毎日、日経
と数え方は2派にはっきりと分かれている。なお、同じ毎日の記事の中でも、地方版では「匹」の表記を取っている場合もあった。ちなみに、J-CASTニュースも7日に松葉ガニの初競りについて報じたが、その際は「匹」の表記をとっている。
こうした数え方の「違い」をきっかけに、ネット上では「どちらが正しい数え方か」をめぐる議論が勃発。ツイッターやネット掲示板には、
「この場合杯が絶対正しい」
「普通は杯を使うんじゃないか?」
「一匹二匹で何も問題ない」
「新聞社の使い分け見るに匹の方が優勢であることは間違いない」
といった意見が出ることになった。