「家系ラーメンは究極の風邪薬」 珍説か真実か、体張って「証明」

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鼻づまりが解消された...のか?

   注文したラーメンが来た。白濁のスープはほんのり甘味を感じる。とろみがあって舌に絡まるが、「薄味」「脂少なめ」だからか後味はすっきりだ。脂がねっとりと口の中に残る感覚はない。そんなに喉も乾かない。3割ほど頂いてから、テーブル上のショウガとニンニクをやや多めに載せた。

   スープもほぼ飲み干して店を後にした。この日の最高気温は11度と手がかじかむ寒さだったが、体が温まって思わずコートのボタンを外した。ラーメンが体温を上げたのだろうか。しかし5分と経たずに寒くなった。暖房が効いていただけかもしれない。

   鼻づまりが解消された印象もあるが、栄養素はそんなに短時間で体内に吸収されないはず。入浴すると鼻の通りが良くなることがあるが、同じように湯気が鼻に入ってきただけだった気もする。

   大盛りにしたせいか若干胃が苦しくなったが、1時間後には落ち着いた。激しい胃もたれもなく、スムーズに消化されている気がする。ただ食後6時間経過した時点で、体調に大きな変化は現れなかった。即効性はなかったようだが、あとは風邪の治りを待つばかりである。

   家系ラーメンが風邪に効くという説は、ツイッター上ではかねてから言われており

「風邪ひいた時はおかゆなんかより家系ラーメンの方がよっぽど効くんだよなあ」

といった投稿が数多く見つかる。2010年2月1日の時点で「風邪気味なのでにんにくたっぷり入れた家系ラーメン食べて帰ってすぐねるです」というツイートがある。一方で

「家系ラーメンが風邪に効くっていう記事読んでから風邪の前兆あるたびに必ずラーメン食ってるんだけど、それで風邪が治ったこと一度もありません」

という声も少なからずある。

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