「相部屋ならば抑止力が働いた」と校長
同校の校長にJ-CASTニュースが取材したところ、元教諭は今年4月に赴任し、生徒とも仲良くするなど特に問題はなかった、という。「事件」の当日は夜の打ち合わせもお茶でやっていたため、酒は飲んでいないはずだという。ネット上で、
「そもそも教師の部屋は個室なのか?男女くらい分けるだろうけど相部屋じゃないの?」
という疑問が出ていることについては、校長は15年春に就任し修学旅行の引率をしたが、この時も教諭の部屋はそれぞれ個室だったという。
「こちら側が個室を希望したわけではなく、旅行会社からのプランがそうなっていたようです。相部屋ならば抑止が働くため、来年以降は相部屋を希望するということになるでしょう」
と語った。ちなみに、東京都千代田区の教育委員会に話を聞くと、小学校の修学旅行の際は、教諭の部屋はなるべく相部屋にしているそうだ。静岡市の教育委員会では、
「旅館やホテルの事情と学校の方針によって1人部屋か相部屋かはまちまちです」
としていた。
同小学校では10日に父兄を集め2時間に渡る保護者説明会を行った。父兄からはショックの表情が漏れ、「信頼していたのに」「子供にどう説明すればいい」などと怒りの声が挙がったという。11日には生徒に対し説明をしたが、当の6年生はネットで事情を知っていて、混乱のようなものは無かったという。校長は、
「命を守るお仕事ができない状態になっていた。本当に申し訳ありません」
と生徒に謝罪したと話していた。