「一般的には『広島焼き』の認識では」
「広島焼き」について、それはおかしいとして、「何で大阪焼きと言わないの?」との反発も出ていた。一方で、よく使われる表現でもあることから、「お好み焼きっていったら関西のやつ思い出す」「もう一般的には広島焼きって認識なんじゃないのか」といった声も多かった。
お好み焼きの普及活動をしている広島市内の一般財団法人「お好み焼アカデミー」では、J-CASTニュースの取材に対し、「こちらでは、『広島焼き』という言い方はしません。広島のも、『お好み焼き』と言います」と話す。
「『広島焼き』では、お好み焼きじゃないみたいで、別の料理に聞こえてしまいます。お好み焼きに『広島風』や『広島流』をつけても、広島県民には、おかしい、それは違うとこだわる方もおられます」
お好み焼きは、安土桃山時代に千利休が考案したお茶菓子の「麩(ふ)の焼き」が起源とされる。もともとは大阪で生まれたことになるが、それが広島などで「お好み焼き」として独自に進化してきた。
お好み焼アカデミーでは、「広島では、原爆投下からの戦後復興とともにお好み焼きと歩んできたという自負がありますので、言い方についてはデリケートなところではないでしょうか」と話している。