福岡県・筑前町は2016年11月8日、神宮外苑(東京都新宿区)のイベントで起こった死亡事故をうけ、同町で展示されている人気映画「シン・ゴジラ」のオブジェについて、LED点灯を中止すると発表した。
オブジェの目・鼻・口・胸・しっぽの部分にLED電球が埋め込まれており、日没後に点灯されていた。
「来場者、周囲の安全」を第一に考えた
筑前町の企画課によると、オブジェに埋め込まれたLED電球は11月5日、6日と点灯された。 しかし、オブジェは燃えやすいわらで作られている。8日の同町発表によると、LED電球は発火点(260度)を超えるほどの高熱にはならないと考えられるが、電気配線を使っているため、「来場者、周囲の安全」に配慮して点灯の中止を決めたという。なお、5日から行われているオブジェのライトアップは予定通り、12日まで実施するという。
神宮外苑で行われたイベント「東京デザインウィーク」の会場で6日に起こった火災では、5歳の男の子が死亡している。
報道によると、発火の原因はLED電球でなく、作業用の照明器具となった「白熱電球」とされている。