【女の相談室】米国乳がん検診体験記(第2回) マンモグラフィーと超音波の再検査

全国の工務店を掲載し、最も多くの地域密着型工務店を紹介しています

体内に針を入れて組織を採取する検査

   針生検とは検査結果が不透明な時に、体内の疑わしい部分に針を入れて組織を採取し、調べる方法です。受診したら安心できるのは分かるのですが、体に針を入れるのをすぐには受け入れられず、また「がんの家系でないのに針生検の必要があるのだろうか」という考えも頭をよぎりました。

   現実的な話、検査費用がかかります。検査医によって金額は違いますし、麻酔をすればその費用も発生します。加入している医療保険がどこまで補助してくれるのかも分かりません。全額カバーされないことだけは確かですが、負担してもらえる金額を知りたければ保険会社に直接問い合わせなければなりません。

   針生検は前もって予約を入れるのですが、麻酔をするため自分だけで来院せず、誰かに連れてきてもらうように言われました。主人に頼むとなると、彼の仕事の都合を考えなければなりません。検査医は「すぐに終わる」と話していましたが、実際にどれぐらい時間がかかるかは不明です。「検査後、普通に体を動かして良いのか」「娘たち(当時、長女は小学2年生、次女は3歳半)のお迎えは誰に頼めるのか」と、検査のための事前準備を考えると、どう決断を下していいか分からなくなりました。

   最終的に「がんではないということだし、とりあえずは先輩ママたちや、近々定期健康診断で会う内科主治医に相談してみよう」という結論に至り、半年後のウルトラサウンド検査の予約のみを入れることにしたのでした。

   =次回に続きます= (米国在住ライター・北雨利香)

1 2
姉妹サイト