「イラクで拘束」常岡さん「釈放なう」 ツイッターで「明日、夕方帰国いたします」

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   イラク北部のモスル近郊で拘束されていたフリージャーナリストの常岡浩介さん(47)が2016年11月7日、解放された。

   本人が同日、ツイッターを更新し、過去に取材で入手した過激派組織「イスラム国(IS)」のキーホルダーを所持していたことが拘束の一因だったなどと伝えた。各メディアが外務省情報としても、解放を伝えている。

  • 常岡浩介さんはIS関係者であることを疑われ、拘束されていた(2015年1月撮影)
    常岡浩介さんはIS関係者であることを疑われ、拘束されていた(2015年1月撮影)
  • 常岡浩介さんはIS関係者であることを疑われ、拘束されていた(2015年1月撮影)

「ぼくアラビア語全くわかりません」と、「通訳」報道を否定

   常岡さんは、ISのイラク最大の拠点であるモスルの奪還作戦を取材するためにイラクを訪れていたが、10月にクルド人の自治地域政府からISとの関連を疑われ拘束され、取り調べを受けていた。常岡さんのツイッターは、10月26日を最後に更新が止まっていた。

   常岡さんは11月7日17時頃(日本時間)、ツイッターで

「釈放なう。明日、夕方帰国いたします。ご心配おかけしました。皆さま、ありがとう」

と報告。拘束された理由については

「二年前の取材で入手したISのキーホルダーを資料として持っていたのですが、大統領記者会見のセキュリティーチェックでこれが問題とされ、ISのメンバーではないかという疑いで逮捕、尋問を受けていました」

と伝えた。また現地メディア「ルダウ」が、常岡さんがISの通訳を行い、ISから勲章を受けたと報じたことを「デマ」と断じ、

「ひどいよ!ぼくアラビア語全くわかりません」

と書いている。時事通信がルダウの報道を受けて「常岡氏、IS通訳と説明=『名誉勲章受章』も-イラク当局」という見出しで報じた記事を引用し、

「なんじゃこりゃ!ぼくが自分で『自白』したことになってるじゃないか!ルダウが酷いのか、アサイシュ(クルド治安機関)がデマ宣伝をしたのか?」

ともコメントしている。

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