2016年秋~冬期のインフルエンザの流行で、1週間当たりの患者報告数が、2015年同期の約5倍となっていることが11月7日、厚生労働省が発表した定点当たり患者報告数で分かった。
10月24日~10月30日の第43週の患者報告数が2329となり、昨年同期の661の4.7倍で、東北と北関東で報告数の増加が著しい。
手洗いやマスクの着用を
厚生労働省によると、岩手と福井の両県では、昨シーズンに比べ、2か月ほど早く流行期入りの目安を上回った。また、秋田、栃木、埼玉、千葉、富山、島根、長崎、鹿児島県で報告数が増えている。
患者が増加傾向の自治体は、手洗いやマスクの着用に加え、咳や発熱などの症状が出た場合、早めに医療機関を受診するよう呼び掛けている。