「飛び散った木くずが電球に付着する恐れも...」
では、当初の予定通りLED電球だけを使用していた場合、展示物に「危険性はなかった」といえるのか。ツイッターやネット掲示板では、
「LEDなら安全...とは限らないのでは」
「LEDでも十分危険だし同じこと起きた可能性はある」
「普通の配線とかLEDでも最悪断線等からのショートで火が付いてもおかしくないと思うんだが... 色々安全対策足りてなかったんじゃ」
といった疑問が相次いでいる。
こうした疑問について、東京都内に事務所を構える照明デザイナー(50)はJ-CASTニュースの取材に対し、
「照明のワット数にもよりますが、一般的にLED電球が出火につながる可能性は考えづらいです。『絶対安全』とは言い切れませんが、火災の原因になったという話は聞いたことがありません」
と、一般論としては、LEDの方が安全とした。
しかし、今回の場合は展示物に木くずを用いていることから、「LEDだったとしても、飛び散った木くずが電球に付着する恐れもあり、火災の危険性は高かった」とも指摘する。
さらに、「ましてや白熱電球の灯光器を内部に設置していた点をはじめ、火災の危険があることは誰にでも分かったはず」として、
「教員が会場に立ち会ったり、展示物のすぐそばに消火器を設置したりするなど、万が一を想定した準備が必要だったのではないか」
と話している。