自己判断できる20項目の危険度チェック
しかし、女性のデリケートゾーンの病気だけに、受診しづらい人が多い。自分で判断するにはどうしたらよいだろうか。「札幌マタニティ・ウイメンズ南1条クリニック」の八重樫稔院長が監修する健康サイト「セルフ・ドクターズ・ネット」の中の「膣カンジダ症危険度チェック」では、次の20項目をあげている。「はい」「いいえ」で答え、自分の年齢を入力すると「危険度」がパーセントで表示される。
(1)最近、おりものの量が増えた。
(2)おりものが白色、またはクリーム色をしている。
(3)おりものがカッテージチーズのようにポロポロしている。
(4)膣やその周辺にかゆみがある。
(5)膣やその周辺に熱感やヒリヒリした感じがある。
(6)膣の周辺の皮膚が赤く腫れている。
(7)膣の周辺の皮膚に発疹がある。
(8)排尿時に痛みを感じる。
(9)セックスの時に痛みを感じる。
(10)過去に膣カンジダ症にかかったことがある。
(11)ハードワークが続いている。
(12)睡眠不足気味だ。
(13)ストレスを感じることが多い。
(14)ピルを服用している。
(15)抗生物質を服用している。
(16)入浴時には、膣を石けんでしっかり洗う。
(17)ナプキンやタンポンを長時間とり替えないことが多い。
(18)風邪をひきやすい。
(19)糖尿病などの基礎疾患がある。
(20)妊娠中である。
40代女性にチェックしてもらうと、20問中14問に「はい」と答えた。膣カンジダ症の危険度は「70%」で、こうアドバイスされた。
「リスクがやや高いようです。とくに膣や周囲に強いかゆみがあり、おりものが白っぽくポロポロしているなら、膣カンジダ症の疑いが濃いので要注意! 早めに婦人科を受診し、きちんと原因を確かめたうえで治療を受けたほうがよいでしょう。生活の中で膣カンジダ症を招きやすい要因を見直し、発症や再発を防ぐように心がけましょう。下着は通気性のよいものを!」